デジタル時計

PSoCを使ったデジタル時計です。
32kHzの時計用水晶を使用、7セグメントLED4桁表示、
スイッチ2個だけのシンプルな時計です。

デジタル時計

特徴
・水晶発振子使用(32.768kHz)
・24時間表示、時、分のみ表示(秒は表示しません)
・時間合わせにスイッチ2個使用(進む・戻るボタンのみ)
・電源5V

使い方
電源5Vを接続した直後は「----」表示となります。
進む・戻るボタンで時間を調整してください。
時間を調整すると、秒は0にリセットされ、
時刻表示が開始されます。

回路

※クリックで拡大表示します。

解説
LEDのドットをコロンとして使うために、十の位のLEDをさかさまにしています。
消費電流は、LEDを接続しているのでそれなりに食います。
LEDへの抵抗を1kΩ程度とすると、20〜30mA程度になると思います。
電源は5Vです。

プログラムの要点
モジュールをそのまま使っているだけで、特にひねりもありませんが、
いくつか注意すべき点があります。

水晶を使う場合は、コンデンサーを通して電源+側へ!!
 水晶を使う場合、プロジェクトの設定は、下記のようにします。
   ・Global Resourcesにて
    32K_SelectをExternalに設定
    PLL_ModeをExt Lockに設定
   ・P10,P11をそれぞれ「XtalOut」「XtalIn」に設定
    (ピンをクリック、Selectで選択)
   ※P10,P11に32.768kHzの水晶を接続、22pF程度のコンデンサーを
   通してVDD側につなぐ(GND側に接続すると正確な時間にならない)。
   ※回路図では33pFになっています。回路と水晶の特性をみて決めるべきでしょう。
MiniProgを接続したままでは、正確な時間が得られません!
 書き込みポートと水晶の接続ピンが一部共用になっているので、
 実行するときはMiniProgを抜かないと正確な時間になりません。
LEDの向きに注意!!!
 この回路図では、10の位の7セグメントLEDをさかさまに
 接続するようになっています。
LEDの上位・下位について
 LC1が上位、LC4が下位になります。
 回路図では、少し見づらいですが、左側(時の上の位)がLC1で、
 一番右側(分の一の位)がLC4です。
コモンについて
 PchのMOSFETを使用しています。MOSFETは、入力
 インピーダンスが高いので、ICの出力にそのまま接続できます。
 FETではなく、普通のPNPトランジスタ(2SA1015等)を使用
 する場合は、S→E、G→B、D→Cとして接続しますが、
 必ずベース(B)に電流制限のため数kΩ程度の抵抗を入れてください。

プロジェクト一式

PSoCサンプルプログラム(時間表示)


時計の元になったプログラムです(CY8C29466用)
秒をカウントして表示するだけのプログラムです。
モジュールの使い方・水晶の動作を確認するだけなら、
こちらのほうがシンプルでわかりやすいかも。
プロジェクト一式


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